三重県のおもな遺跡の詳細

ふりがな くにしせき さいくうあと
遺跡名 国史跡 斎宮跡
ふりがな みえけんたきぐんめいわちょうさいくう
所在地 三重県多気郡明和町斎宮他
発掘期間 昭和43年〜
発掘機関 斎宮歴史博物館 〒515-0325 三重県多気郡明和町竹川503番地
主な遺構 奈良・平安時代の掘立柱建物・八脚門跡・竪穴住居跡・道路跡・溝・柵(方形区画)・井戸・土坑
主な遺物 土師器・須恵器・緑釉陶器・灰釉陶器・黒色土器・陶硯・土馬など
遺跡概要 奈良時代から南北朝時代まで存続した伊勢神宮に奉仕した斎王の宮跡で,東西2km,南北700mに及ぶ広大な遺跡。斎王の住む内院と,寮頭が居た中院,諸官衙・諸工房が建ち並ぶ外院からなると伝えられ,古代から中世にかけての国家と祭祀の関係,斎宮を中心とする産業文化解明のうえで貴重な遺跡である。
現在の状況 保存。史跡整備をすすめている。


ふりが くにめいしょうおよびしせき じょのこしいせき
遺跡名 国名勝及び史跡 城之越遺跡
ふりがな みえけんうえのしあざじょのこし
所在地 三重県上野市比土字城之越
発掘期間 平成3年
発掘機関 三重県埋蔵文化財センター
主な遺構 古墳時代前期の祭祀遺構・大型掘立柱建物・竪穴住居・掘立柱建物
主な遺物 土師器,建築部材,刀形・剣形・飾弓・案などの木製品
遺跡概要 3ヶ所に湧水源をもつ大溝。水の浄化と水量調整を行う枡状の石組を設け,合流点では岬状の地形を造成し,石組,貼石,立石で護岸している。溝内から多量の祭祀遺物が出土した。大溝を石組等を含む空間は,単なる水源,流路としての機能を越え,景観造形上の美意識がうかがわれ,伝統的日本庭園の系譜を考えるうえでも重要な遺跡である。
現在の状況 整備され公園化している。


ふりがな くにしせき たからづかこふん
遺跡名 国史跡 宝塚古墳
ふりがな みえけんまつさかしたからづかちょう
所在地 三重県松阪市宝塚町他
発掘期間 平成10年〜
発掘機関 松阪市教育委員会
主な遺構 古墳2基(1号墳及び2号墳)
主な遺物 普通円筒埴輪,朝顔形埴輪,壷形埴輪,形象埴輪(船形・盾形・囲形・柵形・蓋形・甲冑形・家形・冠形・靱形),土師器
遺跡概要 1号墳は,全長111mの葺石・埴輪を伴う前方後円墳で,墳丘部と土橋で繋がる東西18m,南北16m,高さ2mの方形の造出しをもつ。造出し上には多数の家形埴輪が並べられていたとみられ,造出しを中心にして,囲形埴輪などが並べられ,「水のまつり」に関わると考えられるミニチュアの導水施設や井戸などが伴っています。2号墳は,径約60mの円墳に造出しがつく。葺石・埴輪が伴う。
現在の状況 保存。整備中。

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